先輩の助言が導いた転機
トプコンオプトネクサスに入社したきっかけは、高校の部活の先輩の勧めでした。進学と就職で迷っていた私に、先輩は「社内の雰囲気が良く、若い社員同士の距離が近い」と話してくれ、その言葉に興味を持ちました。実際に工場見学に行って、職場環境や社員の様子を確認し、就職を決意しました。特定の職種や業種に強いこだわりはありませんでしたが、自己流のこだわりでプラモデル作りをするのが好きだったので、製造業は性に合っていたと思います。
レンズ加工に欠かせない「蒸着」の仕事
現在はレンズの仕上げ工程である「蒸着」を担当しています。この工程では、熱と蒸気で物質を蒸発させ、レンズにコーティングを施します。光の反射を防止したり、増加したり、特定の波長を取り出したりと、蒸着のもたらす効果は様々。もともとは蒸着という言葉すら知らず、まったく未知の作業でしたが、経験を重ねる中でその奥深さに気づきました。少しのほこりや傷が製品に影響を与えるため、細心の注意が求められますが、徐々にできることが増えてきて、仕事の面白さにつながっています。
技術の向上と達成感を感じる瞬間
蒸着の仕事を通じて、自分の技術が少しずつ向上していることを実感しています。最初は小さな傷やほこりを見つけるのも難しかったのですが、経験を積むことでより繊細な部分に気づけるようになりました。完成品を見る機会はあまりありませんが、眼科などで自社製品が使用されているのを目にすると、自分の仕事が社会に役立っていると実感できます。
同年代の仲間とオフの時間も共有
今後はさらに技術を磨き、より高品質な製品を作り出すことが目標です。そのために、資格取得に挑戦し、仕事の幅を広げることにも興味があります。また、この会社を紹介してくれた先輩をはじめ、年齢の近い同僚が多いのも働きやすい点です。学生時代から続けていたバスケを会社の仲間と一緒に楽しんだり、仕事終わりに食事に出かけたりするなど、仕事以外の時間を共にするほど仲が良いですね。プライベートの時間でリフレッシュすることで、仕事にも一層集中することができます。